アフターピル・避妊相談
緊急避妊薬・子宮内避妊具
緊急避妊は、妊娠を望まない女性が避妊をせずに性交をしてしまった場合や、コンドームが破けてしまった、ピル(OC)を飲み忘れていたなどの、避妊の失敗が考えられる場合に、性交後に妊娠を防ぐ方法です。 一般的にも知られている女性が行う避妊の方法は「緊急避妊ピル」もしくは「子宮内避妊具」の使用です。 多くの女性にとってより有効で、より安全な方法で、性交後数日以内に行わなければいけません。 患者様の体調や状況に合わせて、避妊法を提案いたします。
当院で取り扱う緊急避妊薬と子宮内避妊具について
アフターピル(緊急避妊薬)
アフターピル(緊急避妊薬)は、「コンドームが破れてしまった」「強姦被害にあった」などが原因で、望まない妊娠から女性を保護する目的で開発された、事後ピル・緊急避妊薬とも呼ばれる経口避妊薬です。
性行為後72時間以内に1回目の2錠を服用し、その12時間後に残りの2錠を服用します。
一般に、24時間以内の服用で95%、72時間以内の服用で75%の避妊効果があると言われていますが、あくまでも緊急用であることを理解しましょう。
また、人によっては吐き気・頭痛などの副作用がある場合もあります。

アフターピルの費用
当院では、2011年5月に日本で初めて承認された緊急避妊薬「ノルレボ」を処方しております。
ノルレボ |
15,750円(税込) |
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マドンナ(ノルレボ並行輸入) |
7,800円(税込) |
エラ(未認可) |
10,000円(税込) |
※費用には薬剤料・指導料・初診・再診料は全て含まれています。検査代は別途かかります。
ノルレボ錠について
- ノルレボの特徴
- 吐き気や頭痛、むくみなどの副作用が起きやすかった従来の中用量ピルに比べると、避妊の効果はやや高く、副作用が従来のものと比べて軽いのが特徴です。
- 使用方法・注意事項
●コンドームを使用しなかった・破れた・外れた場合、強姦被害、望まない妊娠である場合等に使用する。
●性行為後72時間以内に服用することで、効果を発揮。
●吐き気・嘔吐、頭痛や目眩、腹痛や不正出血などの副作用が24時間以内に起こる場合がある。
IUD(子宮内避妊具)
IUDは、一度子宮に装着することで長期にわたって避妊効果を保ち、その避妊効果は97%以上といわれています。 日本で最初に承認されたIUDはリング型をしていたため、今でも日本では「リング」と呼ばれることもあります。 挿入は簡単で、必要な検査の後、医師によって行います。 その後は、年に2~3度の検診を行い、器具の挿入を確認します。副作用としては月経周期の異常や不正出血などがみられる場合がありますが、大体数ヶ月で症状は治まり、安定していきます。

IUD(子宮内避妊具)の費用
当院では一般タイプ(FD-1)とホルモン付加タイプ(ミレーナ52mg)の二種類のIUDを取り扱っております。
特にホルモン付加タイプ(ミレーナ52㎎)は、一般タイプの効果に加え、付加ホルモンのピル作用が加わり、非常に高い避妊効果を得るようになると同時に、その効果期間も長くなりました。
避妊具挿入 FD-1 |
30,000円(税込) (2年程度で交換が必要です) |
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避妊具挿入 ミレーナ52㎎ |
約100,000円(税込) 保険適用できる場合あり(過多月経診断)費用は約10,000円 (5年程度で交換が必要です) |
避妊具除去 |
20,000円(税込) |
- 使用方法・注意事項
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●副作用として、月経周期の異常や不正出血が引き起こる可能性がある。(数ヶ月で症状は治まる)
●ミレーナの付加ホルモンの作用で、徐々に出血量が減り、月経困難症や子宮筋腫の月経過多コントロール効果にも期待できます。