避妊インプラント
さくま診療所は、大阪・心斎橋エリアで避妊インプラントを扱う、数少ない医療機関のひとつです。
避妊といえば、コンドームや低用量ピル、ミレーナ(IUS)などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
一方、海外では「避妊インプラント(皮下インプラント)」への関心が年々高まっています。避妊インプラントは、女性の上腕(いわゆる二の腕)に、棒状の小さな器具を挿入して使用する避妊方法です。
ここでは、避妊効果だけでなく、月経にまつわる悩みの軽減も期待される避妊インプラントについて、作用のしくみ、製品の種類、メリット・デメリットを分かりやすく解説します。
避妊インプラントには複数の種類があり、挿入するロッドの本数や、効果が続く期間は製品によって異なります。
心斎橋のさくま診療所では、国際的に安全性・有効性が評価されている「ネクスプラノン(NEXPLANON)」を採用しています。
ネクスプラノンは米国食品医薬品局(FDA)で承認されている避妊インプラントで、上腕に1本のロッドを挿入することで、ホルモンが少量ずつ安定して放出されます。これにより、3年間にわたり高い避妊効果が期待できます。
避妊方法は「続けやすさ」「体質との相性」「月経のお悩みをどこまで軽くしたいか」で選び方が変わります。
ここでは、ピル・ミレーナ・避妊インプラントを、仕組みや特徴が分かるように整理しました。
| 項目 | 低用量ピル | ミレーナ(IUS) | 避妊インプラント(皮下インプラント) |
|---|---|---|---|
| 方法 | 毎日内服 | 子宮内に装着 | 上腕(二の腕)の皮下に挿入 |
| 主なホルモン | エストロゲン+プロゲスチン(※製剤による) | レボノルゲストレル | エトノゲストレル |
| 避妊効果(目安) | 正しく服用できれば高い(飲み忘れで低下) | 約99.4~99.9% | 約99.9% |
| 効果が続く期間 | 服用中のみ | 最長5年 | 3年 |
| 手間 | 毎日必要(飲み忘れ注意) | 装着後は基本不要 | 挿入後は基本不要 |
| 月経への影響 | 周期を整えやすい/月経痛の軽減が期待 | 経血量が減る・月経痛の軽減が期待(無月経になることも) | 月経痛・過多月経の軽減が期待(不正出血が続くことも) |
| 保険適用 | 原則:避妊目的は自由診療(※適用はケースによる) | 月経困難症など特定疾患で適用あり | 自由診療(保険適用なし) |
| 向いている人(例) | 自分で管理でき、周期調整もしたい | 長期で管理したい/経血量を減らしたい | できるだけ手間を減らしたい/長期で管理したい |
避妊インプラント(ネクスプラノンなど)は、上腕の皮下に挿入したロッドから黄体ホルモン(プロゲスチン)が少量ずつ放出され、排卵を抑えることを中心に避妊効果を発揮します。
1回の挿入で3年間、高い避妊効果が期待でき、毎日ピルを飲む必要がない点も大きな利点です。
避妊インプラントはホルモン変動を一定にしやすいことから、体質によってはPMS(月経前の不調)や月経痛の軽減につながるケースがあります。
ただし、PMSの出方には個人差があるため、「必ず改善する」というより“緩和が期待できる場合がある”という位置づけで捉えるのが現実的です。
低用量ピル(特にエストロゲンを含むタイプ)は、体質や条件によっては選びにくい場合があります。
たとえば35歳以上で喫煙習慣がある方では、いわゆる「併用(エストロゲン含有)ピル」が慎重適用〜避けるべき分類になることがあり、別の避妊法が選択肢になります。避妊インプラントはプロゲスチン単独の方法として、こうしたケースで検討されることがあります。
避妊インプラントは可逆性(やめたい時に中止できる)が特徴です。
抜去後は体内ホルモンが速やかに低下し、妊娠し得る状態に早く戻ることが知られています。実際に「抜去後すぐに妊娠の可能性がある」と案内している情報もあり、妊娠を希望するタイミングが近い方にとっても計画が立てやすい方法です。
避妊インプラント
説明+局所麻酔代+挿入代
100,000円(税込)
静脈麻酔(全身麻酔)
希望する方のみ
10,000円(税込)
自院抜去
15,000円(税込)
他院抜去
44,000円(税込)
医師による診察を行い、避妊インプラントについて詳しくご説明いたします。
また、患者様の状態の確認や、避妊インプラントの挿入位置の確認を行います。
挿入部分(二の腕の内側)を消毒し、局所麻酔を行います。
局所麻酔の際、針の刺入時にチクっとした痛みがあります。
麻酔が効いていることを確認し、アプリケーターという専用の器具を使用して避妊インプラントを挿入します。
挿入部分の切開や縫合の必要はございません。
挿入後、数日間は内出血が起こる場合がありますが、徐々に目立たなくなっていきます。
挿入は数分で完了するため身体的ストレスが少なく、挿入後もトラブルが起こらない限りは通院やメンテナンスの必要はありません。
医師による診察を行い、避妊インプラントの正確な位置の確認、切開する箇所の決定を行います。
切開箇所を消毒し、局所麻酔を行います。
局所麻酔の際、針の刺入時にチクっとした痛みがあります。
麻酔が効いていることを確認し、インプラント挿入箇所の皮膚を数ミリ程度切開して、インプラントを取り出します。
医師の判断により、数針縫合を行う可能性がございます。
避妊インプラントは、挿入後およそ1週間で安定した効果が期待できます。
念のため、2週間程度は他の避妊方法の併用を推奨しています。
避妊インプラントの挿入は、局所麻酔を使用して行うため、痛みを感じることは少ないです。
ただし、圧迫感や軽い違和感を感じることがあるかもしれません。挿入後に軽い腫れや痛みが生じることがありますが、数日以内に落ち着くことがほとんどです。
避妊インプラントの挿入は、約10~15分程度で終了します。
施術後に少し休んでいただき、その日のうちに帰宅することができます。特別な後遺症や副作用がなければ、日常生活に支障はほとんどありません。
他院で挿入された避妊インプラントの抜去も当院で行うことが可能です。
事前に挿入されたインプラントの種類や位置を確認した後、適切な方法で抜去手順を進めます。必要に応じて、事前に画像検査(エコーなど)を行うこともあります。
はい、授乳中の方でも避妊インプラントは使用可能です。
ホルモンの一部が母乳に含まれますが、赤ちゃんへの影響は極めて少ないとされています。授乳期における使用を希望される場合は、当院で事前に確認のうえ、安心して使用することができます。
現在、避妊インプラントは上腕(二の腕)の皮下に挿入する方法が一般的です。
他の部位への挿入は通常行われておらず、安全性や位置確認のしやすさの観点からも、二の腕での施術が推奨されています。
避妊インプラントは、自由診療となり、基本的に保険適用外です。
費用については、各クリニックで確認が必要ですが、インプラントの挿入費用や、定期的なフォローアップが別途かかる場合があります。
3年間は避妊効果が保証されている期間です。
3年を過ぎたからといって急に効果がゼロになるわけではありませんが、避妊効果が低下する可能性があるため、3年前後での抜去または交換を推奨しています。
避妊インプラントは自然に体内で溶けたり消えたりすることはありません。
長期間体内に残しておくと、周囲の組織と癒着して抜去が難しくなる可能性があるため、適切なタイミングでの抜去が必要です。
避挿入後は、月経がほとんど来なくなる方もいらっしゃいます。
一方で、少量の出血が不規則に続く場合もあります。
出血パターンには個人差があり、時間の経過とともに落ち着くケースが多いです。
はい、可能です。
抜去すればホルモンの作用は速やかに低下し、比較的早い段階で妊娠可能な状態に戻ります。
将来妊娠を希望する方にも選ばれている理由の一つです。
通常、外から目立つことはほとんどありません。
触ると細い棒状の感触が分かる場合がありますが、日常生活で気づかれることは少ないとされています。
はい、問題ありません。
挿入部位に強い衝撃が加わらない限り、運動・筋トレ・水泳などの制限は基本的にありません。
はい、問題ありません。
挿入後の創部が安定すれば、温泉・サウナ・入浴に制限はありません。
必須ではありませんが、医師や検査技師に伝えておくと安心です。
通常、検査への影響はほとんどありません。
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