ピル処方
低用量ピルは、ホルモンバランスを妊娠中のような状態にします。
つまり妊娠中にピルを服用すると、ホルモンの量が増えるのです。
赤ちゃんへの影響はほとんど無いものの、妊娠中や妊娠している可能性があるのであれば、ピルの服用はやめましょう。
また、低用量ピルによって増えるエストロゲンには、骨の成長をストップさせる恐れがあるので、成長期の方の処方もできません。
自分の身体と心を守るためには、しっかりと服用基準を守り、正しいピルライフを送ることが大切です。
最初に、ピル内服を始める上でリスクの高い方でないかどうかをお伺いします。
その後血液検査を行い、異常がなければピルの処方を開始させていただきます。
6ヶ月に一度、血液検査(肝機能・貧血・コレステロール・凝固検査)が必要です。
健康診断・人間ドッグなどを受けた方、他の病院で血液検査をされた方は検査結果をお持ちになっていただければ、
当院の検査が不要になる場合があります。
追加で必要な項目があれば検査させていただきます。
低用量ピル(OC)1シート
1,700円~(税込)
低用量ピルは避妊目的の薬ですが、それ以外にも女性を助ける副効用があり、それを目的として使用されることもあります。
ただ、人によって飲みはじめに吐き気や頭痛などの副作用を伴う方がいらっしゃいます。
内服を続けるうちに症状はほぼなくなりますが、気になる場合や我慢できない場合はご相談ください。
ピル(経口避妊薬:OC)とは、一般にエストロゲンとプロゲステロンの合剤をいいます。
副作用も少なく、現在では日本人の低用量ピルの利用者は約16~17万人といわれています。
自分に、パートナーにできる避妊方法を万全の準備をして行為を行ったけど、翌日になると、妊娠の可能性を否定しきれずやっぱり不安でたまらなくなってしまう。
どれだけ用心深くても、万が一のことを考えて心に重荷を抱えてしまう女性がいらっしゃいます。その漠然とした不安な気持ちはとてもよくわかります。
どんな避妊法を行ったのか、あなたの身体はどんな状態なのかをお聞かせください。事前だけでなく、事後の避妊サポートもさせていただいています。
※体の健康と安全のために、定期健診・採血・子宮がん検診・エコー・乳がん検診を1年に一度は受けるようにしましょう。
ピルは21日間毎日飲み続けることにより効果が出る薬です。
飲む間隔は24時間ごとに1錠、つまり毎日一定の時間に服用する必要があります。
特に食前や食後の時間である必要はありませんが、毎日の生活のリズムの中に組み込んで
しまうことにより、飲み忘れを防いでいる人が多いようです。朝起きた時や夜寝る前に飲む、
昼間に携帯のアラームを使って決められた時刻に飲むなど工夫して服用しましょう。
例えば、平日と休日で生活リズムが変わる人は夜寝る前に飲むことをおすすめします。
飲み忘れた場合、最後に飲んだ時間から24時間経過しているかどうかで対処法が変わります。
24時間以内であれば、飲み忘れに気づいた時間に1錠を飲んで構いません。
その後、次の1錠をいつも通りの時間に飲むと間隔が短くなりますが、問題ありません。
いつもの時間に、昨日の分を飲み忘れていたことに気がついた時は、
昨日と今日の分をあわせて2錠飲みます。
一方で、24時間以上経過してしまった場合は避妊の効果が十分に得られなくなります。
避妊目的でピルを飲んでいる場合は、服用を中断しコンドームの使用など別の方法で避妊してください。
次の生理が来てから、また新しいシートを飲み始めましょう。
ただし、避妊以外の目的で飲んでいる場合は気づいた時点で2錠飲み、それ以降はいつもの時間に飲むようにしてください。
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