ピル以外の避妊方法は? 新たな選択肢とポイントをご紹介
「ピルが合わない」「毎日飲むのが負担」「コンドームだけだと不安」
—避妊の悩みは、人に相談しづらい分だけ一人で抱え込みやすいものです。
実は、避妊方法はピル以外にも選択肢があることを知っていますか?
失敗率(確実性)・手間・将来の妊娠希望の3つを整理していくと、自分に合う方向性が見えてくるかもしれません。
この記事では、ピル以外の避妊方法の紹介や、迷いやすいポイントを分かりやすくまとめました。
ピル以外の避妊方法は?まず知っておきたい選択肢
ピル以外にも、避妊の選択肢はいくつかあります。大切なのは「避妊の確実性を上げたいのか」「毎回の管理が負担なのか」「将来妊娠を希望するか」など、ご自身の状況に合う方法を知っておくことです。まずは代表的な選択肢をご紹介します。
コンドーム
その都度使う方法です。避妊に加えて、性感染症の予防にもつながる点が特徴です。
避妊インプラント
二の腕に小さな器具を入れて避妊をする方法です。
飲み忘れ・使い忘れが心配な方に選ばれている治療法です。
ミレーナ(子宮内避妊具)
子宮内に装着し、長期間の避妊ができる方法です。
毎回の準備がいらず、管理の手間を減らしたい方に選ばれています。
アフターピル(緊急避妊)
避妊がうまくいかなかった、避妊できなかったなど「もしも」のときに用いる方法です。
当院(さくま診療所)では、ピル・アフターピル・ミレーナ・避妊インプラントに対応しています。どれが合うか迷う段階でも大丈夫ですので、状況に合わせて最適な治療を選んでいきましょう。
どれを選ぶ?失敗率・手間・将来妊娠で決めるポイント
避妊方法は「何が一番いいか」よりも、ご自身の生活と目的に合うかで選ぶと後悔が少なくなります。ここでは、迷ったときにチェックしたい 3つの判断軸(避妊率・手間・将来妊娠) で考え方をまとめていきましょう。
1) できるだけ確実に避妊したい
避妊は、使い方が少しずれるだけで効果が下がる方法もあります。
「毎回きちんと同じように使える自信がない」「望まない妊娠の不安を減らしたい」方は、使用方法によって避妊率にブレが起こりにくい方法を選ぶとよいでしょう。
例:避妊インプラント、ミレーナ(装着後は日々の操作が不要)
2) 手間を減らしたい(毎日・毎回の管理が負担)
忙しい方や、つい忘れてしまう方は、「習慣化が必要な方法」だと続かないことがあります。
「毎日同じ時間に飲むのが難しい」「その場の流れで準備が難しい」という場合は、管理の回数が少ない方法を検討するとラクになります。
例:避妊インプラント(長期管理)/ミレーナ(長期管理)
※ピルが合う方でも「飲み忘れが不安」という理由で上記の方法を選ぶケースもあります。
3) 将来妊娠したいか(やめたときの戻りやすさ)
「いずれ妊娠を希望する」「数年は避妊したい」など、将来設計で選び方は変わります。
一定期間しっかり避妊したいのか、体調やライフステージに合わせて調整したいのかを先に決めておくと、候補を絞ることができます。
例:数年単位で避妊したい→ミレーナ/避妊インプラント
例:月単位で調整したい→ピル(体質に合う場合)
「どれが合うか分からない」という場合は、生活リズムや不安点を伺いながら、失敗しにくさ/続けやすさ/将来の希望を整理して、選び方から一緒に決めていきましょう。
避妊インプラント(二の腕)|毎日・毎回の管理が難しい方へ

避妊インプラントは、二の腕の皮下に細い棒状の器具を入れ、ホルモンを少量ずつ放出して避妊効果を得る方法です。
1回の挿入で約3年間、約99%という非常に高い避妊効果が期待できるため、「毎日飲む」「毎回準備する」といった管理が負担な方に選ばれています。
さくま診療所では、国際的に使用されているネクスプラノン(NEXPLANON)を使用しています。
※避妊インプラントは日本国内では未承認ですが、海外では広く導入され、FDAでも避妊効果が認められています。
⇨さくま診療所の避妊インプラントページ
こんな方に向いています
・ピルの飲み忘れが不安/毎日続けるのが大変
・できるだけ確実に長期間避妊したい
・ミレーナのように子宮内へ器具を入れることに抵抗がある
挿入の流れと、効果が安定するまで
診察後、二の腕の内側に局所麻酔を行い、専用器具で挿入します。
挿入は短時間で、切開は不要です。
避妊効果は挿入後すぐよりも、約1週間で安定しやすいため、念のため2週間ほど他の避妊法との併用をおすすめしています。
事前に知っておきたい注意点・副作用
・体が慣れるまで、不正出血が続くことがあります。
・一時的に頭痛、乳房の張り、気分の変動などが出る場合があります。
・挿入した腕は、予防接種・血圧測定・美容施術ができない等の注意があり、強い衝撃や圧迫も避けましょう。
・抜去時は数ミリの切開を伴い、線状の傷が残る可能性があります。
・抜去後は、1ヶ月以内に妊娠可能な状態に戻ります。
費用の目安(さくま診療所)
避妊インプラント
説明+局所麻酔代+挿入代
100,000円(税込)
静脈麻酔(全身麻酔)
希望する方のみ
10,000円(税込)
自院抜去
15,000円(税込)
他院抜去
44,000円(税込)
※避妊インプラントは自由診療(保険適用外)です。
ミレーナ(子宮内避妊具/リング)|長期で避妊したい方へ

ピルを毎日飲み続けるのが負担、飲み忘れが心配、数年単位でしっかり避妊したい――そんな方に選ばれやすいのがミレーナ(子宮内避妊具/リング)です。ミレーナは子宮内に装着して避妊効果を保つ方法で、避妊効果は97%以上といわれています。
⇨さくま診療所のミレーナページ
ミレーナの特徴(長期避妊向きの理由)
一度装着すると長期で管理できる
基本は5年程度で交換が目安です。
装着は医師が実施
当院では必要な検査の後、医師が装着します。
装着後は年に2〜3回の検診で位置を確認します。
装着後に知っておきたい変化
装着後しばらくは、月経周期の変化や不正出血が見られることがあります。多くは数ヶ月で落ち着いていきます。
また、ミレーナの作用で出血量が減っていくことがあり、月経困難症や月経過多のコントロールにつながる場合もあります。
さくま診療所での費用目安
避妊具挿入 FD-1
2年程度で交換が必要です
30,000円(税込)
避妊具挿入 ミレーナ52㎎
保険適用できる場合あり
(過多月経診断)
費用は約10,000円
5年程度で交換が必要です
45,000円(税込)
避妊具除去
20,000円(税込)
ミレーナが合うかどうかは、子宮の状態や体質、これまでの月経の状況でも変わります。長期で避妊したい気持ちや不安点も含めて、当院にお気軽にご相談ください。
避妊に失敗したらアフターピル|当院での流れと予約方法
避妊ができなかった・コンドームが破れたなど「もしも」のときは、できるだけ早く動くことが大切です。アフターピル(緊急避妊薬)は、性交後72時間以内の服用で効果が期待でき、早いほど有効性が高いとされています。
⇨さくま診療所のアフターピルページ
当院で取り扱うアフターピルと費用
ノルレボ
15,750円(税込)
※費用には薬剤料・指導料・初診・再診料は全て含まれています。検査代は別途かかります。
服用後は、吐き気・頭痛・めまい・腹痛・不正出血などが出る場合があります。
当院での流れ(受診〜処方まで)
① できるだけ早く来院
時間が経つほど選択肢が狭くなるため、迷った時点で受診が安心です。
② 受付で状況をお伝えください
性交のタイミング、避妊の状況、体調などを確認します。
③ 診察・説明→処方
状態に合わせて薬の選択や注意点、服用方法をご案内します。
④ 必要に応じて検査
検査が必要な場合は別途費用がかかります。
※アフターピルは緊急用の方法です。今後も不安が続く場合は、次の段階として「ミレーナ」や「避妊インプラント」など、長期で管理できる避妊法も当院で一緒に検討していきましょう。
ピル以外の避妊方法をお考えの方は心斎橋の「さくま診療所」にご相談ください
ピル以外の避妊方法を選ぶときは、確実性を上げたいのか/管理の手間を減らしたいのか/将来妊娠したいのかを先に決めると、候補が自然に絞ることができます。
当院では、患者様の状況やライフスタイルに合った無理のない避妊方法を一緒に考えていきます。またさくま診療所では、ピル・アフターピル・ミレーナ・避妊インプラントに対応しています。迷う段階でも大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。
- 監修医情報
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理事長・院長
佐久間 航 医師