おりものの異常
おりものの状態がいつもと違うと、「何かの病気?」「これは異常?」と不安になりますよね。
実は、すべてが異常とは限りません。
ここでは、正常な変化と、気を付けた方がよい異常のサインなどをわかりやすく解説していきます。
おりものは、生理周期や妊娠、年齢によるホルモンの変化に合わせて、量や状態が変わることがあります。
気になる変化があっても、すべてが異常とは限りません。まずは、体のリズムの中で起こりやすい自然な変化を知っておくことが大切です。
おりものは、生理周期にあわせて変化しやすいものです。
排卵の時期には、透明っぽくのびやすくなったり、少し水っぽくなったりして、量が増えたように感じることがあります。
これは女性ホルモンの影響による自然な変化で、においや強いかゆみ、痛みがなければ、体のリズムによる変化としてみられることも少なくありません。
おりものは、排卵前後のほか、その日の体調やホルモンバランスのゆらぎでも増減します。
そのため、量が少し増えたことだけで、すぐに異常と決めつけなくても大丈夫です。色やにおいがいつもと大きく変わらず、かゆみや痛みもない場合は、まず落ち着いて様子を見られることもあります。量だけではなく、全体の変化をあわせて見ることが大切です。
妊娠中はホルモンの影響で、おりものが増えやすくなることがあります。
また、更年期はホルモンがゆらぎながら減っていく時期のため、一時的に増えることがある一方で、全体としては少なくなっていく傾向もあります。普段と違うと感じたときは、異常かどうかだけでなく、今の体の時期による変化かどうかも含めて考えることが大切です。
先ほどお話したように、おりものは、生理周期や体調によってある程度変化しますが、いつもと違う色・におい・量の変化に、かゆみや痛みなどが重なる場合は注意が必要です。
気になる変化が続くときは、そのまま様子を見すぎず、婦人科で確認することが大切です。
おりものが黄色や黄緑に見えるときは、炎症や感染が関わっていることがあります。
特に、どろっとした感じがある、泡っぽい、いつもより量が多い、においが強いといった変化がある場合は注意が必要です。下着についたときに少し黄色っぽく見えるだけなら心配のないこともありますが、色の変化がはっきりしている場合は、早めに確認したほうが安心です。
白くポロポロしたおりものに、外陰部や腟のかゆみを伴うときは、カンジダが疑われることがあります。
日本産婦人科医会でも、酒かす状のおりものとかゆみ・痛みを伴う場合は病的な変化の目安とされています。市販薬で対応される方もいますが、初めての症状や何度も繰り返す場合は、自己判断せず受診しておくと安心です。
茶色やピンクのおりものは、少量の血液が混じっている状態で見られることがあります。
生理の前後に一時的に見られることもありますが、生理と関係なく続くときや、繰り返しみられるときは、炎症だけでなく子宮頸部や子宮の状態も含めて確認が必要になることがあります。色の変化だけでなく、下腹部痛や違和感がないかもあわせて見ておくことが大切です。
おりもののにおいが急に強くなった、魚のようなにおいがする、と感じるときは注意が必要です。
細菌性腟症では、灰色っぽい・黄緑っぽいおりものに加えて、悪臭が出ることがあります。正常なおりものにも多少のにおいはありますが、不快に感じるにおいに変わったときは、異常のサインとして見たほうがよいでしょう。
おりものは排卵前後などで増えることがありますが、急に量が増えた、下着にしみるほど多い状態が続く場合は、ほかの変化も一緒に確認したいところです。特に、色の変化、におい、かゆみ、痛み、不正出血を伴う場合は、体の中で炎症や感染が起きていることもあります。量だけで判断するのではなく、いつもと違う変化が重なっていないかを見ていくことが大切です。
おりものの色やにおいが変わる背景には、腟や子宮頸部の炎症、細菌や真菌の感染、性感染症、出血の混入など、いくつかの原因があります。
見た目が似ていても原因は一つとは限らないため、色だけで決めつけず、におい、かゆみ、痛み、出血の有無もあわせて確認しましょう。
まず腟や子宮頸部に炎症が起きていないかを確認しましょう。
腟炎では感染が原因になることが多く、細菌性腟症、トリコモナス腟炎、真菌感染症などでおりものの性状が変わります。
さらに、子宮頸管炎でも普段と違うおりものや、月経以外・性交後の出血がみられることがあります。感染だけでなく、刺激やアレルギーが関わることもあるため、自己判断で長く様子を見すぎないようにすることが大切です。
代表的な原因の一つが、カンジダと細菌性腟症です。
カンジダでは、白くぽろぽろした凝乳状のおりものと強いかゆみが出やすく、細菌性腟症では、灰色や黄緑色っぽいさらっとしたおりものに、魚のようなにおいを伴うことがあります。症状の出方に違いはありますが、どちらも「いつもと違うおりもの」の原因になりやすいため、見た目やにおいの変化が続くときは確認が必要です。
おりものの異常の中には、性感染症が隠れていることもあります。
子宮頸管炎は性感染症が原因のことが多く、普段と違うおりものや、月経以外・性交後の出血をきっかけに見つかる場合があります。淋菌感染症では黄色や緑色のおりものがみられることがあり、トリコモナス症では黄緑色で泡立った生臭いおりものが特徴です。一方で、症状がほとんど出ないまま進むこともあるため、見た目だけでは判断しきれません。
茶色やピンクのおりものが続くときは、少量の血液が混じっている可能性があります。
炎症によることもありますが、子宮頸部や子宮の病気が関わっていることもあるため、出血が続くときは別の原因も含めて確認したいところです。検診の時期を待たず、症状がある時点で婦人科を受診しましょう。
おりものの変化に加えて、かゆみや痛み、出血などがある場合は、早めに原因を確認しておくことが大切です。
次のような症状があるときは、様子を見すぎず婦人科へご相談ください。
いつから変化があるか、色やにおいがどう変わったか、量が増えたか、かゆみ・痛み・下腹部痛・出血があるかなどを確認します。
あわせて、生理周期との関係、妊娠の可能性、これまでに似た症状があったか、必要に応じて性感染症の可能性につながる情報も確認しながら、どの検査が必要かを考えていきます。
おりもの検査では、分泌物を採取して、炎症や感染が関係していないかを調べます。
異常なおりものがある場合は、腟炎の検査のためにサンプルを採取することがあり、原因としてカンジダ、トリコモナス、細菌性の変化などを確認していきます。さくま診療所でも、膣分泌物による検査として、カンジダ・トリコモナス・雑菌などを調べる培養検査に対応しています。
おりものの異常が子宮頸管の炎症や性感染症と関係していそうな場合は、追加で性感染症の検査を行うことがあります。
さくま診療所でも、淋菌・クラミジアの膣検査やのど検査、梅毒・HIV・B型肝炎・C型肝炎の採血検査などに対応しています。
検査後は、症状と結果をあわせて原因に合った治療を考えていきます。
腟炎や子宮頸管炎では、感染の種類によって使う治療が異なり、症状が続く場合や繰り返す場合は、培養検査などでさらに確認することもあります。茶色やピンクのおりものが続くなど、出血が混じっている可能性があるときは、炎症だけでなく子宮頸部や子宮の状態も含めて確認が必要です。
受診前に症状の変化を整理しておくと、診察や検査がスムーズに進みやすくなります。
気になることがあるときは、次の点を確認しておきましょう。
「これくらいで受診していいのかな」と迷うような症状でも、早めに原因がわかることで不安が軽くなることもあります。
大阪心斎橋でおりもののお悩みがある方は、【さくま診療所】へお気軽にご相談ください。さくま診療所は大阪市中央区東心斎橋にあり、御堂筋線「心斎橋駅」6番出口、長堀鶴見緑地線「長堀橋駅」7番出口からアクセスできます。
婦人科診療や性病治療(STI)にも対応しているため、おりものの原因をきちんと確かめたい方はご相談ください。
さくま診療所では電話、WEB、LINEでのお問い合わせに対応しております。
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