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梅毒の潜伏期間は?感染からどれくらいで発症するのか

コラム

梅毒は梅毒トレポネーマという病原菌によって発症する性感染症です。近年、梅毒患者の急増が社会問題になっており、年間の感染者数が1万人を超えるともいわれています。
梅毒は通常の性行為だけでなくキスでも感染し、知らず知らずのうちにかかってしまうことがあります。疑わしい行為があった場合、どの程度まで症状がなければ安心していいのか不安に思うこともあるかもしれません。
この記事では、梅毒の潜伏期間や感染からどれくらいの時期に発症するのかについて詳しく解説します。

 

 

梅毒の潜伏期間は?最長90日で発症することも!

潜伏期間とは、病原体に感染してから初発症状が現れるまでの期間のことを指します。
梅毒の場合、潜伏期間はおよそ3週間(平均21日)程度といわれています。ただし、これは平均的な期間であり、実際の潜伏期間は個人によってバラつきが大きくなってきます。最短10日程で発症する人もいれば、最長90日程で発症するケースも報告されています。

梅毒は症状が現れたり消えたりを繰り返すことも大きな特徴です。梅毒の初期である第1期梅毒では2〜3週間で一旦症状が改善します。その後4〜10週間程度の潜伏期間を経て第2期梅毒の症状が現われます。
このように梅毒は初期症状までの潜伏期間があり、各病期の間にも無症状になる期間があるため、疑わしい場合は自己判断をせず、検査・治療を行うことが大切です。

 

 

梅毒の4段階のステージと症状

梅毒は進行性の病気で、進行するにつれ症状が変化します。梅毒は経過によって以下の第1期から第4期の4つの病期に分類されます。
第1期〜第2期を「初期梅毒」、第3期〜第4期を「晩期梅毒」といいます。

  • 第1期 感染から3週~3カ月まで
  • 第2期 感染から3カ月~3年
  • 第3期 感染から3~10年
  • 第4期 感染から10年以後
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    第1期は感染から3週間程度から始まり、感染部位のしこりや潰瘍ができます。足の付け根のリンパ節が腫れることもありますが、この症状には痛みやかゆみを伴わない場合がほとんどです。
    第2期になると病原菌が全身に広がり、皮膚に紅斑やバラ疹と呼ばれる発疹が広がります。
    第3期の特徴的な症状として、全身の皮膚や筋肉・骨などにゴムのような弾力度のある腫瘍(ゴム腫)ができます。
    第4期は感染から10年以後経過して起こる梅毒の末期の状態です。菌が中枢神経や各臓器にまで影響し、認知症や大動脈瘤・失明などの重い症状が現われます。
    梅毒末期は現代の医学でも治療が難しく、最悪の場合、死に至る可能性もあります。
    しかし、梅毒は昔に比べて治療が確立されてきたため、現代では第3期・4期までの晩期梅毒に進行することは少なくなっています。
    第1・2期の初期梅毒の段階で適切な治療が行えれば完治する病気です。

     

     

    梅毒の検査

    梅毒検査では、採血により梅毒トレポネーマに対する抗体があるかどうかを調べます。 梅毒に感染することにより抗体が血液中に多く見られると陽性と判断されます。
    梅毒に感染するとHIVにも感染しやすくなるため、あわせてエイズ検査を行うこともあります。 また、腫瘍などの症状がある場合は患部の病変を採取して培養検査を行うこともあります。

     

    検査を受ける時期

    検査は感染後4週間以上たてば可能になります。

    疑わしい性行為の後にすぐに検査を受けたとしても、感染直後では抗体の量が上がっておらず、陰性と判定される場合があります。陽性になるまでに感染してから2~3週間程度かかるため、4週間以後で検査をする方が確実といわれています。

     

    検査の場所

    梅毒の検査が可能な場所は以下の3つです。

     ・医療機関
     ・保健所
     ・自宅で検査キットを利用する

     

    医療機関で検査を受ける場合は、梅毒の検査・治療を行っている性病科・感染症科がある医療機関を受診します。
    男性では泌尿器科、女性では婦人科でも可能です。
    地域によっては保健所で検査を無料・匿名で受けることができます。症状は現れていないものの、かかっていないか心配な場合にも、気軽に検査ができるメリットがあります。ただし、すでに疑わしい症状があったり、梅毒患者と性交渉をしたことが明らかな場合は、治療が必要になる可能性が高いので、医療機関で検査を受けることをおすすめします。
    性病検査キットを使って自宅で検査をする方法もあります。専用の器具を用いて自分の血液を採取し、特別な紙に染み込ませて返送します。結果は携帯やパソコンで簡単に確認することができるので、忙しくて病院に行く時間がない場合にも手軽に検査ができます。
    梅毒以外にもクラミジアやHIVなど他の項目も併せて検査可能で、検査項目の数によって費用が変わります。ただし、保健所の場合と同様に、明らかな症状がある方は治療が必要になる可能性が高いので、初めから医療機関で検査を受ける方がよいでしょう。

     

     

    梅毒の感染経路

    梅毒は主に性行為により皮膚粘膜から感染します。通常の性交はもちろん、性器と口の接触(オーラルセックス)や性器と肛門(アナルセックス)でも感染するリスクがあります。
    また、口腔内に症状があればキスでもうつる可能性があり、感染力が高いため注意が必要であるというのは、これまでも述べてきました。
    妊娠中の女性が感染した場合、胎盤を通して胎児に感染する先天性梅毒のリスクもあります。先天性梅毒により早産や死産、奇形のリスクが高まるので、妊婦検診の際には梅毒についての検査も必ず行われています。

     

     

    梅毒は症状がなくても進行する

    梅毒は、感染してから発症するまでに潜伏期間が比較的長く、梅毒患者と性行為をしたとしてもすぐに症状が出るわけではありません。
    感染した後も、梅毒の初期はしこりや足のリンパ節の腫脹などの軽い症状が多く、痛みやかゆみをほとんど伴わないため感染に気付かないことがあります。また、感染に気付いたとしても症状が出たり消えたりを繰り返すので、自己判断で治ったと放置してしまうことがあります。

    梅毒は自然治癒することはない病気です。症状が出ていないように思っても、実は梅毒トレポネーマは体内に潜んだままです。そのため、しばらくたってから症状が悪化して出現し、知らず知らずのうちに進行していきます。
    梅毒の怖いところは、末期の状態まで進行すると心臓や脳に重い障害を残すリスクがあることです。疑わしい行為があったり梅毒が疑われる症状がある場合は、できる限り早い段階で検査・治療を行うことが大切です。

     

     

    梅毒の治療

    梅毒の治療にはペニシリン系の抗菌薬を内服します。
    第1期では2〜4週間、第2期では4〜8週間、第3期以降では8~12週間の内服が勧められています。
    症状が改善したからといって内服を自己中断してしまうと、再発しさらに症状が悪化することもあるので、指定された期間しっかり内服を続けることが大切です。
    早期の段階では外来通院で治療することができますが、かなり進行したケースでは入院して点滴での治療が必要な場合があります。 梅毒は免疫ができないので、一度治っても何度でもかかる可能性がある病気です。自分だけでなく、周囲で感染の可能性があるパートナーがいる場合は、一緒に検査・治療を行うようにしましょう。

     

     

    まとめ

    この記事では、梅毒の潜伏期間や、感染からどれくらいの時期に発症するのかを中心にご紹介しました。
    梅毒の潜伏期間は3週間から最長90日程度あり、潜伏期間内であっても感染していればうつる可能性があります。また、感染後症状が落ち着いたように見えても自然に治ることはなく、梅毒のステージとステージの間にも潜伏期間があります。
    梅毒の検査を行う場合は、感染直後だと正しい結果が得られないため、4週間以上経ってから受けるようにしましょう。
    梅毒は早期から治療を行えば完治する病気なので、正しく理解して対処することが大切です。

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